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私は私のお母さん第9話『GW2人きりの夜(やや後編)』

  • 2019年9月27日

もくもくもくもく。(←無言でお弁当を食べている🍱)
翌日のお昼の光景である。メンバーは、いつものチコユミヤサコと私の4人なのだが、
「あのさー」
チコこと三ヶ月智子が口を開くが、
ギヌロッ!
と、ユミこと高橋裕美荒れ狂う鬼神に睨みつけられ言葉を失う。
ヤサコこと坂下優子がたまりかねて言う。
「ちょっと、ユミ!いくらおゆきとコーキ君が付き合うのが気に入らないからって……」
「気に入らなくない!ちゃんと、お祝いも言ったよね?何なら、も一回言おうか。『オユキチャン、アケマシテ、オメデトー(棒読み)』」
「全然おめでたがってないじゃない!」
「ゼンゼン、オメデタガッテマスー」
「アンタ、ケンカ売ってんの?買ってやろうじゃない!」
「ケンカナンテ、ウッテマセンヨー」
「表へ出なさい!張っ倒してやるから!」
「やめて、優子ちゃん。ユミちゃんには私から言っておくから。今日のところは勘弁してー」
「おゆきがそう言うんだったら……。でも、甘やかしてても、その子のためにならないわよ」
ヤサコが席を立つ。お弁当を食べ終えたチコも逃げるように席を立つ。
ユミには困ってしまう。でも一番悪いのは、実は私なのだ。

今朝まで時間を遡ろう。
コーキ君こと河野弘毅君と付き合う事になったのが昨日の事。幸せの絶頂にあった私は、あろう事か、ユミの事をすっかりしっかり忘れてしまっていたのだ。
早朝、コーキ君と文芸部部室で待ち合わせ、楽しくおしゃべりして教室へ。
そこで初めてユミの事を思い出したのだ。目の下にクマが出来ていて睡眠不足なのは明白。私は申し訳なくなって、コーキ君の事を報告した後、正直にユミの事を忘れていた事を話してしまった。結果、ユミがへそを曲げてしまったという訳である。
ユミの気持ちはわからなくもない。
夜も眠れなくなるくらい悩んで心配して私の恋を応援してくれていたのである。
なのに私ときたら、自分が幸せになったらユミの事などすっかりしっかりちゃっかりうっかり忘れてしまっていたのだから、怒るのも無理はないであろう。
ただ問題なのは、その怒りが私ではなく他の人へ向かっている事なのだ。
どうしたら良いのだろう?
「ねえ、ユミちゃん。一緒に来てもらって良い?」
ユミは無言で立ち上がった。人がいないところという事で文芸部部室へと向かった。
「ユミちゃん、お願いだから機嫌直して!」
「機嫌?何の事だかわからないな?」
「もうっ!ユミちゃんはそんな子じゃないでしょ!」
「『そんな子』じゃ、どんな子かわかんないし?」
「もお〜!わかった。私に出来る事を1つ聞いてあげる。それで機嫌直してっ。ねっ♪」
「おゆきちゃんが、私の言う事を1つ聞いてくれるの?」
「何でもじゃないからね?私に出来る事だからね?言っとくけれど、私はコーキ君と付き合ってるんだから、ユミちゃんとは付き合えないんだからね?」
「わかってる。私だって、おゆきちゃんの幸せを願ってるのは本当なんだから」
「うん。ちゃんとわかってるよ。それで私は何を聞いたら良い?」
「その前に、ヤサコたちに謝ってこなくちゃ。おやつボックスの中に、と。あった!おゆきちゃん、お昼休みが終わる前に謝りに行こう!」
また、ケンカにならないか不安だったけれど★
「先程は不愉快な思いをさせてしまい、大変申し訳ございませんでした。ほんの気持ちばかりではありますが、どうぞお納め下さいませ☆」
ユミは、ヤサコとチコに丁寧に詫びを入れ、板チョコまで渡して謝罪の意を表したのであった。
「おゆき、アンタどんな魔法使ったのよ?」
とヤサコに訊かれる程に、態度が豹変していた。
ユミから何を要求されるのだろうと空恐ろしくもあった。

そして誰もいなくなった放課後。
「えーっ!ユミの家に一泊〜っ!」
「うん。別に10泊でも100泊でも良いんだけれど」
それは私が良くない★
「う〜ん。うちはゴールデンウィークだからって、お母さんの仕事が休みな訳じゃないし。でもな〜」
「でも?」
「ぶっちゃけ、ユミに襲われないか不安★」
「えっ?私って、そんな扱いなの?」
「悪いけれど、そんな扱いなの。念のために聞くけれど、ユミってガチレズじゃないよね?」
「ガーン!失礼な。私は女の子だからおゆきちゃんが好きなんじゃなくて、おゆきちゃんが好きだから、女の子でも良いかって思ってるんだよ?」
「私は良くないからね。初めては河野弘毅君愛する殿方に捧げたいって思ってるんだからね」
「ご安心なされよ。膜は100%保証!姫洞に指その他異物は絶対挿入しないから!」
「なんかえっちな事する前提になっているような?」
「そ、そんな事ないし。おゆきちゃんが嫌がる事は絶対しないし?」
「私が嫌がらなかったら、えっちな事するんでしょ?」
「それはまあ喜んで!でもおゆきちゃんが嫌がってないんだから良いじゃん!」
「なんか睡眠薬とか飲まされて、意識がない内にいたずらされそう」
「ギクッ!……って、おゆきちゃんの中で私って、そんなに信頼されてないの?寂しいな。そっか。私の告白なんか忘れて、ハッピーな夢見続けられる人だもんね。私はおゆきちゃんの物語では、クラスメイトAとか通行人Bとか、その程度の役柄しか与えられていないんだね?」「ぐっ!痛いところを突いてくるなあ。わかった!ユミを信じるよ。泊まりに行ってあげる」
「ありがとう♡私、誓うよ☆絶対におゆきちゃんの嫌がる事はしないって。おゆきちゃんが安心して毎日泊まりに来てくれるように頑張るよ!」
「いや、毎日は泊まりに行かないから!」
こうして私はユミの家に泊まりに行く事になったのであった。

「……という訳で、ゴールデンウィークに高橋裕美さんの家に泊まりに行きたい、いや、本当はあんまり行きたくないんだけれど、行って良い?ダメだよね?じゃあ、早速断ってくる♪」
「良いわよ。というか今月も家計が火の車で。だから口減らししたい。なので、先方がご迷惑でなければ、毎日泊まりに行きなさい!」
ウソ〜★一泊だけでも憂鬱なのに、毎日泊まりに行けとは……。
「あのね、その高橋さんって、こう言っちゃなんだけれど、女の子が好きみたいな感じなの?レズビアンって言ったら良いのかな?」
「まさか、実の娘がキマシ展開に!これは萌えるわ〜💕」
「ちょっと、何言ってるの、お母さん!春なのに、もう熱射病にやられちゃったの?」
「高橋さんって、あのハーフツインテの激かわプリティガールでしょ?小雪も私に似て、キューティーチャーミングガールだし、もう最高ね♡」
「私、正直、貞操の危機を感じてるんだけれど……★」
「その高橋さんっていうのは、小雪の意に反して嫌がる事をしてくるような人なの?」
「そ、それは……。そんな事はない……はず……だと思いたい……」
「じゃあ、良いじゃない♪今度のゴールデンウィークはうちで寝泊まりする事を禁じます★」
「ちょっ、お母さん!私の事、なんだと思ってるの?」
「ただの穀潰し?」
酷い!
「もういいっ!」
怒って台所を出て行こうとするが。
「小雪!」
呼び止められて、足を止め振り向く。
「ユミちゃんと過ごした夜は、きっとあなたの生きる糧になるわ」
「は?何それ、意味わかんないし!」
私は、台所を飛び出し、自分の部屋へと向かった。

「……でねっ!お母さんが、私の事、『穀潰し』なんて言うのよ。酷いと思わない?」
「じゃあ、おゆきちゃん。うちの子になる?」
「ゴールデンウイーク期間限定で高橋小雪でお願い致します☆」
「やったぁー!おゆきちゃんみたいな可愛い妹が欲しかったんだぁ♡」
「えっ?私、妹役なの?どう考えても私がお姉さんでしょ?」
「じゃあ、お姉ねいちゃん、よろしくね♪」

「小雪、準備出来た?忘れ物はない?」
「もうっ!小学生じゃないんだから!大丈夫に決まってんじゃん。それに、ちょくちょくこっち帰って来るし」
「そうね。じゃあ、連休中のおこづかい渡しておくわね」
「えっ?こんなに?家計、火の車なんじゃなかったの?」
「ふっふっふ、お母さん頑張っちゃいました♪ていうか、あなたを食べさせていくくらいのお金はあるんだからね?」
「嬉しい♪ありがとう、お母さん♡」
「あとこれ、高橋さんちへのお土産☆ご家族の方へもきちんと挨拶するのよ?」
「ユミ……裕美ちゃんの家族は、連休の間中親戚の家に行って、いないんだって!」
「ていう事は、2人きり?良いわね〜。おもいっきり楽しんできなさい☆」
「うん♪じゃあ、行ってきます」
「あっ、言い忘れてたけれど……」
「もう、何〜?」
「女の子同士のキスとか『むふふ』はノーカウントだから、夜もしっかり楽しんできなさいね♡」
「もう、そんな事しないってば!お母さんがキマシ塔の住人だったなんて。人生で一番のショックだよ★」
むすっ、としてしまうが。
「行ってらっしゃ〜い♪」
むやみやたらに笑顔なお母さんに釣られて、楽しい気分になってきた。
「行ってきます」
と声を掛けて、足取りも軽く玄関を出た♪

「おおおおおっ!遠路遥々ようこそおいで頂きました。荷物重いでしょう?お持ち致します☆」
ユミんちが見えるところまで来ると、動物園のクマの様に自宅周辺をうろうろしているユミこと高橋裕美熊型私服女子高生を発見した。向こうも、こちらを確認したのだろう。文字通り飛んできた。
「大げさだなあ、歩いて5分の距離なんだから。あ、これ。うちのお母さんから。しばらくよろしくお願い致します♪」
せっかちなユミに釣られたのか、ユミんちに着く前に挨拶を終えてしまった。
門扉もんぴを通過、玄関へ。
ユミは、先に自宅に上がり込むと、こちらを振り向いて、
「あなた、おかえりなさい♪ご飯にする?お風呂にする?それとも、わ・た・し♡」
と、訊ねてきた。『わ・た・し』を選んで喜ばせてやろうかとも思ったが、めくるめく百合百合地獄に引きずり込まれるのでは、と思い躊躇ちゅうちょした。
無難に、
「いえ、私が落としたのは普通の斧です」
と答えると、がっくりされた。
取り敢えず、リビングへと通された。元々、GWの期間中は、家で小説の執筆をしようと思っていたので、ユミの家でもそれを中心に活動する事になる。もちろん、ユミも了承済みである。
例によって、スマートフォンで検索して資料を作成中。
「ねえ、おゆきちゃんが持ってきてくれた菓子折りって中身はなんだろう?開けて良いかな?」
ユミに声を掛けられた。
「まあ、私は別に構わないけれど、ご家族の方が帰って来てから開けた方が良いんじゃないかな?」
「良いよ、良いよ、一緒に食べよう♪飲み物は、珈琲、紅茶、ラブジュース、どれが良い?」
「ラブジュースって、確かエロい言葉なんだよね?それ、選んだら地獄に堕ちそうな気がする★」
「違うよ?天国にイケるんだよ?ラブジュースにする?」
「死んでもそれはお断りします!ミルクティー出来る?」
「私、まだ母乳は出ないんだけれどな?でも、おゆきちゃんのために頑張るよ♡」
「頑張らんでいい!ってか、私も行く!ユミに任せてたら、何飲ませられるかわかったモノじゃない!」
「え〜!もっと私の事、信じて良いよ?」
ガン無視して、ユミの後についてキッチンへと向かう。
何の問題もなく、ミルクティーは出来上がり、2人して戻ってくる。
ユミは右手にハサミを持ち✂
「開けるよ〜♪おゆきちゃんが私のために真心込めて選んでくれた、お・み・や・げ❤」
ジョキジョキと切り開いていく。
「だから、うちの母からだって」
「はっ!」
突如、ユミの動きが止まる。
「えっ!どうかした?」
「ここは2人一緒にハサミを持って、『夫婦初めての共同作業です』って、やるべきだったよね?」
は?莫迦じゃん!
「夫婦ちゃうし」
包装紙を切り開いて取り除いたところで。
「なんか封筒が入ってるぅ!」
表には『高橋様』と書かれていた。
「中身は、中身は?」
「待って待って急かさないで!」
『小雪をよろしくお願い致します』と書かれた手紙と、結構な金額のピン札が入っていた。
「え〜、こんなに頂けないよ〜!おゆきちゃん、返しておいてよ!」
「いや、それは受け取っておいて……」
私は心の中で感動していた。もし、連休中私が家にいるのなら、母は私に対するおこづかいもそうだし、こんなお金も使わなかっただろう。
『口減らし』だの『穀潰し』だの言いつつも、私がこっちで肩身の狭い思いをしないで済むようにしてくれたんだ。
ちょっと、涙出そう。ユミの前だから、泣かないけれど。
お菓子は2人で食べるにはボリュームが有り過ぎて、残りはまた後で、という事になった。
またしても、資料作りに精を出す。
「お昼はざるそばにしようと思うんだけれど?」
「まだいい。お腹いっぱいだし」
「お昼は軽めにして、晩御飯を豪勢にしたいよね?何作る?」
「そうか。ご飯は自分たちで作らなきゃなんだ!」
「買いに行く、食べに行く、出前とかもあるけれど、せっかくだしさ、自分たちで作りたいじゃん!」
「ユミちゃん、お料理の腕前や如何に?」
「カップラーメンとかレトルトカレーとか……」
「違うよ?それ、料理とはいわないよ?」
「正直、おゆきちゃん頼みなんです。テヘぺろ♪」
「拙者も人様に食べて頂ける程の腕前は持ち合わせていないでござる★」
「う〜ん、このままでは、連休明けには2人の飢餓死体が……」
「ドザえもんとドザミちゃんだね♪」
「水死体じゃないけどね」
「よし、カレーだ!カレーだったら、私とユミでも作れるはずだ!困った時のカレー頼みでいこう🍛」
「おゆきちゃんにお任せします♪」

遅めのお昼ご飯ならぬ、お昼ざるそばを食べると眠くなってしまった。
私は、学校では(自称)しっかり者で通っているが、家では結構ぐーたらなのである。
「ユミちゃん、ごめーん。私、眠くなってきちゃった」
「じゃあ、お昼寝しよっか?夜はお楽しみだしね♪ぐふふ♡」
ユミの後について、二階へ上がる。
「お客さんはここで寝てもらうんだ♪お布団干してるから、取り込むの手伝ってくれる?」
と言われ、布団たたきを手渡される。示された方に向かいながら。
「あれっ?ユミちゃんと私って、別々の部屋で寝るの?」
それはちょっと寂しい。初めて来た家だから勝手もわからないし、夜とか正直怖い。
「ううん。私もここで寝るよ♪私の部屋はお布団2枚敷けないからね」
「そっか」
安心したところで。
「こら〜、ユミめー!」
ばしん!
「いつもいつもちょっかい出しやがって!コノウラミハラサデオクベキカー!」
などとわめきながら、布団をべしべし叩いていく。
「もうー、おゆきちゃんたらー」
とユミは苦笑いだ。
敷布団を取り込んでユミに渡し、もう1枚の敷布団を持って移動する。敷布団を敷くと今度は掛け布団だ。敷き終わる頃には、睡魔でもうふらふらだ。
「おゆきちゃん、そっちね。ねえ、くっついて寝て良い?」
というユミの声が、眠りの世界へと誘うラリホーの呪文に聞こえる。
いそいそと布団へと潜り込み、
「ほどほどにね」
と言うと、意識がすぅーっと消えていった。

目が覚めた時、ユミの頭を抱きしめていた。
おそらく、ユミは私の胸に顔を埋めて眠りについたのであろう。そして私は無意識の内に
そのユミの頭を抱きしめていたのだ。安らかで幸せそうな寝顔。
それを見ていると、無意識の内にユミの頭を撫でていた。暫くは、ユミのお姉ちゃんなんだし、これくらいの事はしてあげてもバチは当たらないだろう。
そうやって、ユミの頭を撫で続けていると、ユミが目覚めた。
「ほわああぁぁ❤」
と言葉にならない声を出し、幸せを噛み締めているようだ。
っと、飛び起きて、
「ぷひゃああぁぁ―――っ!」
と奇声を発しながら、一階へと駆け降りて行った。
私も一階へと降りて行くと。
「女の子の寝顔を見つめるなんて破廉恥ですっ!」
と抗議された。ちくしょう、ユミのくせに可愛いぜ。乙女かよ!
時刻は16時半。小説の資料作りに取り掛かろうとすると。
「そろそろ、スーパーへ買い物に行かない?」
と促された。不思議に思う。
「まだ、早いでしょ?19時くらいになったらね、お肉とかお刺身とかお惣菜そうざいが値引きされるんだよ?」
と教えてあげると。
「19時に買い物言ってたら、晩御飯食べるの何時になる訳?」
と、訊ねられる。
そうか、世間一般では、晩御飯食べ終わってる時間なんだね。
「お金持ちの家って良いね。値引きしてない商品を普通に買えるんだ?」
ユミは少し微妙な表情をしていたけれど。
「ごめん。そんな事、考えた事もなかった」
「私こそごめん。人の家に泊まりに行くっていうのは、家庭毎かていごとの価値観の違いを認識するって事なんだね」
私は勢い良く立ち上がると、
「買い物に行こう、ユミちゃん!今の私は『高橋小雪』だもん!高橋家のルールに合わせないとおかしいよね♪」
と、手を差し伸べた。

「カレーっていったら、人参、じゃがいも、玉ねぎに……他には何がいる?」
「カレーの箱に書いてるんじゃない?」
「そーか、ルーか。甘口、中辛ちゅうつら、辛口つらくち、激辛げきつら。ユミちゃんはどれが良い?」
冗談で言ったら、
「『つら』じゃなくて『から』だからね?おゆきちゃん、そんなに人生辛いの?」
真顔で心配されてしまった。どうやら、今の私って、『貧乏で可哀想な子』にされてしまっているみたいだから、そっち方面の冗談は控えよう。
「これでも人生を謳歌してるよ?で、ユミちゃんはいつも何口?」
「うちは辛口だけれど……」
「やった、一緒じゃん!やっぱ辛口だよね?」
「ひょっとして、カレーの神が降りてきた?今日はイケるよ🍛」
「そうだよ、イケるよ!って何が?」
「メインの具はどうする?牛豚鶏ミンチにシーフードなんてのもあるけれど?」
「高橋家流でいこう!ユミちゃん、お願い致します」
「お願い致されました♪」

晩御飯のカレーは微妙という表現がぴったりだった🍛まずいというほど酷い作りではなく、美味しいと積極的に意見を表明したくなる程素晴らしい出来映えでもなかった。
前に一度作った事あったから、イケると思ったんだけれどな。ただ、前回の研究パートナーが実力者の我妻有希子九段、つまり私のお母さんだったのに対し、今回が高橋裕美ちゃんアマチュア10級だったからな。まあこれは、仕方がない。
「ごめんねー。もうちょっと、上手に作れるかと思ってたんだけれど★」
私の謝罪に対し、ユミちゃんは、
「まあ、仕方がないよね。カレーは専門店もあるくらい難易度の高い料理なんだから。次はもう少しハードルの低い料理に挑戦しよ☆」
と言ってくれた。ん?カレーよりハードルが低い料理?鍋か?鍋しかないのか🍲
なおカレーは完食した。当初大量生産大量消費によって製造コストを引き下げようという高橋説に傾き掛けたのだが、多種少量生産によって多様なニーズに応えたいという我妻説が採用され、結果的にはそれが|失敗作を減少させた功を奏したといえる
「ファーストキッスがカレー味だと微妙だしね」
と言うユミちゃんに同調して、入念に歯を磨き、
「ファーストキッスが歯磨き粉味だと嫌だよね〜」
と言うユミちゃんに賛同し、念入りに口をゆすぐ。
っていうか、もうキスするのは確定なの?でも、お母さんも『女の子同士のキス』は|浮気にならないノーカウントみたいな事言ってたしな。
もしこのまま、弘毅君とつき合って結婚しちゃたら、生涯1人の人としかキスしない事となる。ここで、ユミとキスしておけば、うちのお母さんみたくフランクに、『お母さんは、その昔、クラスイチの美少女とキスした事あるのよ』なんて娘に自慢出来るかもしれない。何事も経験だよね?
なお、うちのお母さんが美少女とキスした事あるかは不明。そもそも今日まで、お母さんがキマシ塔にお住まいだった事も知らなかったんだから!

恒例の次回予測
ウェ――イ!ショーマこと江口翔馬ッス。新入生のぴよぴよちゃんにも順番抜かされて、ひょっとして俺って影が薄いの?
〈アッカリーン♪〉
なんか、不吉な音が聞こえた気がしたけれど、気のせいかな?気のせいだよな。
それにしても、こいつら女子力低いよなー。カレーって、一番簡単な料理なんじゃねーの?
ま、料理が下手でも、高橋裕美が俺とつき合ってくれって泣いて頼むんだったら、つき合ってやらんでもないけれどな。(「はぁ?脳みそ沸いてんの?」byユミ)

次回は、いよいよお待ちかねのレズシーン突入回になると思うぞ🍥
正直、俺AVのレズモノとかって好きじゃないんだよな。
レズモノだったら、エロマンガ島に上陸して読むのがお奨めだぜ!
俺のお奨めレズマンガ100選は……。
(―――次回予測と関係がないので全力でカットします―――)
でも、クラスメイトの美少女2人のプレイとなると興奮度が違う🍥
来週の放送は、自分磨きをしながら楽しませてもらう事になりそうかな。
女子諸君にはわからないかもしれないが、男には自分磨きの時間が大切なんだよ。
えっ、女も自分磨きは大切?
ちょっと待った!たぶん、俺の言ってる『自分磨き』とキミの言う『自分磨き』は意味が違うと思うぞ。俺のはエロい意味だから。
つーか、キミいくつ?中学生とか小学生は、こんなエロ小説読んじゃダメだぞ!
という訳で16歳以上の読者の皆さんだけ、次回をお楽しみに⚡


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